レクソン製ボール盤フライス化計画第二弾は『X軸&Y軸の追加』!

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ようやくパーツと工具が揃ったのでボール盤フライス化計画の第二弾を始められます!
今回は地味に必要な工具数が多いのでフライス化計画の中で一番お金が掛かってしまいました。
ですが工具というのは一生物の道具なので増えることは工作の幅が広がることになります。
まあ結果オーライということで。男にとって工具とは財産ですよ(名言)

前回の記事はコチラ↓
【工作機械】 ボール盤フライス化計画その1 【カスタム】

ボール盤自体のレビューはコチラ↓
【工作機械】 REXON(レクソン) 小型卓上ボール盤 【レビュー】




さて、今回使用するメインパーツはこちら!

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『プロクソン(PROXXON) マイクロ・クロステーブル No.27100』です!
1万円でお釣りが来るくらいのお手ごろ価格なので助かりますね。

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試しにボール盤に載せてみました。
設置するにはボール盤の台座にドリルで穴をあけなくてはなりません。

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一気にフライス盤っぽくなりテンションが上がります!

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設置する位置はハンドルが土台にぶつからない程度に間隔をあけると良いです。

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では台座に穴をあける作業をするにあたって、作業の邪魔になるヘッドを外していきます。
外す手順は番号が振ってある順番です。この順番を守らないとヘッドがズドーンと落っこちます。

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では、まず始めに登場する工具がコレ。
スナップリングプライヤーです。価格は900円程。
用途が限られていて他の使い方が出来ない極めて限定的な工具ですが、一本くらいは持っていると便利です。 先ほど示した手順1のリングを外す時に使います。 

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これを使えばリングを壊すことなく綺麗に外せます。

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続いて緑のハンドルを外します。
非常に硬いので太めのポンチを使ってハンマーで叩き抜きます。
最後に手順3のハンドルを外せば・・・

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ヘッドが無事に外れました。
ここからが本番です。

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台座は亜鉛合金の分厚い塊なのでひ弱なリューターでは穴があきません。(←当たり前ですね)

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今回購入したドリルは『RYOBI製ドライバドリルCDD-1020』です。
価格は7000円程。数万円もするガチなドリルと比べるとパワーは低いですが、鉄の塊に穴をあけることをしない限り一般的なDIYならこれで十分事足ります。

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別途用意した鉄工用のドリルセット。
400円程。

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切削作業に必須の潤滑剤。有名なクレ5-56です。
価格は300円程なので最低でも3本くらいは常備してきたいトコロですね。 

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そして最後に登場する工具はコチラ。価格は2000円程。
タップダイスセットです。前々から欲しかった工具なのでこれが一番「うぉおお!」ってなりました。
これとドリルがあれば好きな位置にネジ溝加工が可能になり工作のレベルが一気に上がりそうです。

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で、作業風景はカットしていきなり完成画像にいきます。
ドリルで穴をあけてタップを切るだけの作業なので割愛。
小学校の図工の時間を思い出して懐かしくなりました。
タップを切る作業は本当楽しいです。

ちなみに穴あけのポイントですが、プロクソン製のテーブルを固定するネジの規格がM4なのでまず径3.2のドリルで穴をあけて、M4用のタップダイスを用いて溝を切っていく手順です。
テーブル固定用の穴の位置が台座の凸凹の境目に来るので穴をあける作業は少々面倒ですが気合であけました。


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これがX軸。

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これがY軸。

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プロクソンのテーブルを購入するとセットでついてくる簡易バイスです。

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使い方はこんな感じ。
本当に簡易な物なので気休めにも使えません。
バイスはまた別途購入することになりそうです。

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『プロクソン(PROXXON) ミニバイス NO.28130』
レクソン純正のバイスはテーブルに対して大きすぎなので買うとしたらこのバイスにしようかと考えています。

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それではこれにて第二弾の記事を終わりにします。
プロクソン製クロステーブルの使用感についてですが、ハンドルはやや固いです。
逆に緩いと工作精度に影響が出るので固いのはむしろ良いことなのだと思います。
CNC化する時などは固いとNGですが、CNC化の予定は今の所無いので・・・。
さて、最後の加工はドリルチャックの溶接という最難関な加工箇所です。
外注するつもりなので私は大変ではないですけど。

まあ何にせよ、これでフライス盤にまた一歩近づきました。
それではラストスパート、乞うご期待!  


今回ご紹介した商品はコチラ↓