ステッピング加工でブレを抑えろ!

ステッピング (1)

 

最近海外のシューターが使用するポリマーオートの拳銃でザラついたグリップを頻繁に目にします。
何かそういうフレームがあるのかと思いきや調べてみるとどうやらシューターが自ら施す『ステッピング(ステップリング)』という滑り止め加工のようです。使用する工具は半田ごてだけ。 

高温のコテを樹脂に押し付け溶かし表面を荒らすことで滑り止め効果を発揮させるそうですが、一見すると簡単そうに見えて中々難しい技術です。
「コテでブツブツ穴空けていけばいいんでしょ?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、穴を空けていくと蓮コラのような凄まじく気持ち悪いモノが出来上がってしまいます。 

ただ溶かして行けば良いというものではないのがステッピングの世界です。

もっと簡単にかつ綺麗に加工出来ないか・・・それが出来るんです!(ムムッ

そこで今回ご紹介する秘密兵器がコレ↓
 ステッピング (2)
『UAC製ステッピングツールTypeA』

ステッピング (3)
アルミ(多分)で出来たこのレゴブロックみたいなパーツを半田ゴテの先端に取り付けることでハンコのようにペッタンペッタンとステッピング加工が出来ちゃうという優れもの。
重量1gもあるかないかという超軽量なツールですがお値段は1円玉3000枚分(´・_・` 

正直ボッタクリ価格なツールですが綺麗にステッピング加工が出来るなら安いか・・・と思い買いました。

先に結論を書きますが、「買うんじゃなかった!!!」というのが本音。 
商品説明には「どんなコテにも合います」と書かれていましたが私のコテには合いませんでした。
ただそれだけだと3000円が無駄になってしまうためネジやら釘やらを試して何とかコテに装着。

ステッピング (4)
 
コテを熱してからチャレンジ・・・。
生贄になる樹脂パーツはM4グリップ。

ステッピング (5)

と、そのまえにチェッカリングはヤスリでならしておきます。
では早速スタンプ!!!! 





ステッピング (7)

う~む・・・。コテの熱がツールに中々伝わっていないせいかあまり綺麗にスタンプ出来ません。
かなり力強く押し当ててようやく跡が付く程度。 
恐らくコテとの相性のせいだと思いますが、コテを買いに行く気力も失せてしまったためツールを外して直にコテを当てる本来のスタイルでやってみることに・・・。

ステッピング (9)
 
上手く出来ました(´Д`;<ツールイラネェ

ステッピング (10)

コテを当てた部分とそうではない部分との比較のため半分未処理。

ステッピング (12)

 コテ単体でステッピングを行った結果このように満足いく仕上がりに・・・。

BlogPaint

「オラ!ツール野郎!見てろこれがステッピングじゃ!」と ツールを作業台の隅に置き怒涛の勢いで加工。

ステッピング (17)

そして完成。

ステッピング (18)

蓮コラのようにならないようコテ先を立てるのではなく少し寝かせて押し当てるというのが綺麗にワシャワシャと荒らすコツです。

ただ、細いペン先でグリップ全体を塗っていく感じなので
グリップ1個を加工するだけでも結構時間が掛かります。そういう意味では一度に広範囲にステッピング出来るツールは良い道具なのでしょう。 

まぁ私には必要のないツールでしたが(怒) 
皆さんも一度コテのみで挑戦してからツールが要るか要らないかの判断をした方が良いでしょう。

ステッピングは一度その技術を身に付けると色々な物にそれが応用出来ます。
特に恩恵が得られるのはエアコキショットガンでしょう。
フォアエンドに施せばグリップ力が増して確実なコッキングが可能になることでしょう。
あとはゲームのコントローラー等にも応用出来るかも・・・? 

最後に注意点

ステッピングを行う際は部屋を換気しながら、あるいはベランダでやりましょう。
ABS樹脂を溶かして処理する作業なので作業中に有害物質(ダイオキシン)が発生します。 
作業台そばに扇風機を設置し常に風を送って有害物質を発生と共にすぐさま吹き飛ばせるようにする環境作りがベストです。(勿論、風は自分に当たるように設置するのではなく自分の方へガスが来ない向きに設置してください。) それと小まめな休憩を挟みましょう。