今回ご紹介するエアーソフトガンはこちら!
ステアーTMPサブマシンガンです!
ステアーといえば真っ先に思い浮かぶのはステアーAUGですよね(´∀`
(ブルパップライフルといえばこれでしょう!)
そんな有名銃器の裏に隠れてしまったマイナーなSMGが今回ご紹介するモデルです!
ステアーTMPはMP5に対抗するために作られた安価で軽量、高性能な小型のSMGでした。
ちなみにステアー社はTMPの他にもフォアグリップとフルオート機能を排除し拳銃として運用出来るように開発したSPPという銃も民間向けに販売していました。
が、TMPの販売が開始し始めた段階になった時には既にMP5に小型SMGの座は奪われてしまっていたため思うように売れなかった・・・そうです。
それでも折角作った物を御蔵入りにするのは勿体無いと考えたステアー社はTMPのライセンスをスイスのB&T社(ブリュッガー&トーメ社)に売り払い、その後B&T MP9と名前を替え販売されることとなります。
TMPとは違いMP9には折りたたみストック、20mmレイルなどが標準装備されており、より実戦的になりました。
実際に軍や警察、シークレットサービスなどがMP9を装備している画像を見かけるのでTMP以上に売れているのは間違いないのでしょう。
SPPもB&T社がTP9として売り出しています。
そしてこのMP9は某FPSゲームにも登場。
『バイオハザード4』ではハンクやクラウザーがMP9を使用していることで有名です。
ただし、レオンが所持するマシンピストルはMP9ではなくTMP。
MP9ではなくTMPを購入した理由はレオンが使っていたから(´∀`
ただしバイオ4仕様のTMPはフォアグリップが省略され代わりにウィルコックスのパワーグリップが装着されています。
このパワーグリップ、実際に日本でも売っているところを見かけますが
値段がまー高いこと高いこと
6万円します。
バイオ仕様のTMPを作りたいと思って買ったKSCTMPですが、流石にグリップに6万円は出せないのでひとまず制作はスルー(´;ω;`
それにパワーグリップのサイズがTMPの大きさに合うかどうかも分からないためその場のノリでホイホイ買うわけにもいきませんし。
けれど、「レーザーポインターを仕込むだけだったら自作出来そうじゃね?」という思いが湧いてきている今日この頃。
実際、パワーグリップのフォルム自体は超単純な箱型ですしね。
プラ板を加工出来る人なら取り敢えず形だけは容易に再現出来そうです。
話が逸れました。
こちらがパッケージ。
薄く平べったい印象。ただ・・・箱がデカイ! エアダスターの缶が小さく見えます( ゚Д゚
なぜこんなに大きいのかというと・・・
ロングマガジンと大型サプレッサーが入っているから大きいのです。
今回購入したモデルはKSC絶版商品の中でも初期モデルの希少品。
ハードキック前のTMPです。
銃本体はABS樹脂なので非常に軽いです。
実銃もボディはプラスチックなのでこんなものなのでしょう。
だがしかし、このスチール製ロングマガジンがとにかく重い!
なので装填すると全体的にいいバランスになります(´∀`
ただこのスチールプレスマガジン非常に冷えに弱いため冬場は即ガスプシューしてしまいます。
KSCが現在販売しているMP9のマガジンは亜鉛合金で冷えに強くまたTMPにも使用できるらしいので在庫があれば手に入れてみたいマガジンです。
セーフティはトリガー横のボタンをプッシュして行います。
チャージングハンドルはMP7同様プラスチックで出来ているため少し強度に不安がありますが、
強く引っ張ったりねじったり(?)しなければ直ぐには壊れないでしょう。
全体的にすっきりしたシンプルなデザインです。
お馴染みKSC刻印はこんなところにひっそりと打たれています。
エジェクションポートの反対側にボルトリリースレバーがあります。
サイトピクチャーもシンプル。
後部に見える引っ掛ける部分はストックを付けるためのものです。
実物パワーグリップに続き、実物TMPストックですがこれもまた
まー高いこと高いこと
3万円します。(といってももうどこにも売っていませんが・・・。)
TMPのオプションパーツはどれも非常に高い(# ゚Д゚
ただ、パワーグリップ同様ストックもデザインは非常にシンプルなので、
腕に自信がある人なら自作出来るかも・・・(゚ω`)チラッ
さてさて、このTMP。
以前ご紹介したVP70同様ピストンカップの破損が問題でした。
今出回っている中古TMPで「撃つとガスが抜ける症状」が出ている物は90%ピストンカップの不良でしょう。
例に漏れず私のTMPも盛大にガスを噴射しました。
というわけで早速分解。
まずフォアグリップ内部のネジを外します。
次にフロントサイト下部にある穴の中に隠れているネジも外します。
次に後部のファイアリングピンに見える物を押し込んでアッパーレシーバーを持ち上げます。
こんな感じ。
次は機関部を取り外します。
矢印の順に部品を取り外します。
後はポロポロと取れていくので分解は慣れると楽な部類の銃ですね。
さて肝心のボルト・・・。
ボルト後部のネジを外し、
もう一つの穴にハマっているピンを打ち抜きます。
これでピストン部分が外せます。
これが問題のピストン・・・。
果たしてどれほどひどい割れ方をしているのか・・・。
ん?
・・・ん?
なんとピストンカップ自体がありませんでした( ゚Д゚
TMPのピストンカップは独特な形状なので他のカップで代用するという手は通用しません・・・。
なのでKSCからパーツを取り寄せしました。
TMPのパーツはもう販売していないのでこのカップはMP9用です。
早速装着して組立・・・
そして撃ってみるとバコッとほどよい反動と共にブローバックしてくれました!
が、またしても問題発生・・・。 MP9で度々報告されていたボルトの閉鎖不良です・・・。
MP9にはMP9なりの直し方があるそうですがあいにく私の物はTMP。
微妙にパーツの形状が違うため従来の直し方が通用しません。
試行錯誤の結果なんとか直すことに成功したのでその方法も書き記しておきます。
白い四角で囲った部分(BB弾をマガジンから抜き取りチャンバーに送り込むためのアレ)の角を削って滑らかにすることで閉鎖不良を解消出来ました。
※これだけで全ての問題がオールクリアになるわけではありませんが、試してみる価値はあります。ただし、削りすぎには注意。
これでようやくまともに動くTMPが出来上がりました(´∀`
KSCのイングラム同様非常にコンパクトで素晴らしい!
マズルシリンダー(?)を外せばバイオ4のTMPっぽいですね(´∀`
腰だめに構えて撃てば気分はレオン!
ではでは、ここら辺でスペック紹介。
【全長】320mm
【重量】1500g(マガジン込)
【装弾数】55発+1発(6mmBB)
【初速】平均0.55J(0.25g)
【集弾性能】7mの距離でおおよそ直径6cm
【その他】リコイルはマイルド【総評】
・全体的な重量バランスは良い(3★)
・調整は必要だがフルで撃ち切れるポテンシャルを秘めている(1★)
・非常にコンパクトなので室内戦向き(1★)
・バイオ4で登場したあのマシンピストルである(4★)
・旧型製品なのでリコイルはやや弱い(-1★)
・旧型製品なのでパーツの供給に難有り(-1★)←カップなどは在庫がある内に確保した方がいい
今回のトイガンの満足度は・・・
★★★★★★★☆☆☆ 星7個!!!!ストックなどが手に入れば満足度も10を超えるでしょう・・・。
さて、最後にご紹介するのは冒頭に写っていたコチラ↓
TMP専用サプレッサーです!
アルミで出来ているコイツは重量なんと280g!
装着すると片手で長時間構えることが出来ないくらい重くなります(´∀`
TMP本体をもうひとつ前に付けたくらいの長さになるので取り回しの良さも犠牲になります。
でも見た目は最高にカッコイイ(´∀`
消音効果も多少ですが得ることができます。
バイオ繋がりでサムライエッジもどきと比較。
サプレッサーを外せば拳銃サイズになるのが分かるでしょうか?
バイオハザードシリーズのトイガン収集はこれからも続きそうです(´∀`
マシンピストルならTMPがオススメですぜ